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Let's Walk Ogikubo Together!

与謝野公園

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与謝野鉄幹・晶子夫妻が晩年を過ごした場所にある公園です。

▼くるくる回して見てください
(“Googleマップで見る”で全画面表示が可能)

■オリジナルレポート
与謝野公園1
与謝野鉄幹・晶子夫妻が晩年を過ごした場所が、公園として整備されています。

与謝野公園2
公園内の道は、かつて与謝野家があった場所へと続くように再現されているとのこと。

与謝野公園3
道の傍らには、歌が刻まれたモニュメントが幾つも設置されていて、散策をしながら歌の世界を楽しむことができます。

与謝野公園4
与謝野晶子が「やは肌の晶子」と評されるきっかけとなった、有名な歌もありました。
明治34年に出された第一歌集「みだれ髪」に収録されている作品です。

「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」
(解釈:自分のことに夢中になって、すぐ傍で恋焦がれている私のやわ肌に触れようともしないあなたは、それで寂しくないのですか?)

このような、女性の恋愛感情をストレートに表現した歌は当時、大変な話題となりました。

与謝野公園5
公園の出口には、合唱曲にもなった「歌はどうして作る」が刻まれた石板も設置されていました。

与謝野晶子と言えば、日露戦争に赴いた弟に向けて書いた作品「君死にたまふことなかれ」も有名です。
もし、実の弟が戦争の激戦地に投入されたら、それは「死なないで!」というのは当たり前のことと思われますが、この歌は当時、反戦意識を強く表現しているとか、戦争とは何かを問いかけているとか、当時の国家体制を批判したものだとか、様々な議論を巻き起こしました。
ただ、与謝野晶子のスタンスはあくまで「自分の意見や想いをはっきり言う」ことだったようです。
歌はそれを読む人に、いろいろな想像や解釈を呼び起こすところが面白いですね。

(耳より情報)
与謝野公園から荻窪駅方面に少し歩いたところに、桃井第二小学校(桃二)があります。
その校歌を与謝野晶子が作詞しています。
校庭の外に、校歌が刻まれた石碑と経緯を説明した銘版が飾られていますので、与謝野公園から荻窪駅に向かう途中に訪れてみるのもおススメです。
与謝野公園6
銘版には、「真実に愛らしい花よりも鳥よりも愛らしい、そうして未来にどんなえらい方におなりになるかも知れない―子供というものはこれ程尊いものなのかと考えるようになり」という与謝野晶子の考え方が記されており、とても興味深いです。

■動画情報


■基本情報
[所] 東京都杉並区南荻窪4-3-22
[関連サイト] 与謝野公園

■地図(“拡大地図を表示”からルート検索が可能)



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