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江ノ屋 善福寺珈琲

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善福寺にある珈琲豆の自家焙煎屋さん。

▼くるくる回して見てください
(“Googleマップで見る”で全画面表示が可能)

■オリジナルレポート
江ノ屋 善福寺珈琲1
今日は、善福寺にある「江ノ屋 善福寺珈琲」さんにやってきました。
善福寺公園の“善福寺池 下の池”からほど近い、住宅街の中にあるお店です。

江ノ屋 善福寺珈琲2
もともとは酒屋さんでしたが、2021年に焙煎機を導入されて、珈琲豆の自家焙煎も始められたというお店です。
酒屋さんの入り口は変えずにそのまま運営されているため、焙煎機が置かれていることは、パッと見ではわかりません。
そのためまさに、“知る人ぞ知る珈琲豆の自家焙煎屋さん”という雰囲気が醸し出されています。

江ノ屋 善福寺珈琲3
店内に入ってすぐの左手には、地元のカフェから譲り受けたという焙煎機が置かれていました。
この他に、トルコから輸入したという珍しい焙煎機も、お店の奥に置かれているようでした。

江ノ屋 善福寺珈琲4
焙煎された珈琲豆のパックが色々と並んでいました。
パッケージの絵柄は手作り感があり、親しみが持てます。

江ノ屋 善福寺珈琲5
今回は、幾つかの珈琲豆を購入させていただきました。
死に豆や発育不良豆などの「不良豆」を取り除くハンドピックを入念に行い、珈琲豆の「イケメン」のみを慎重に選び揃えることで、すっきりしたクリーンさや甘みが特徴になるという、コダワリの珈琲をいただくのが楽しみです。

(耳より情報)
「江ノ屋 善福寺珈琲」さんがある四つ辻を含む周辺は、同潤会の「西荻窪住宅」の跡地です。
同潤会は、関東大震災の被災者への住宅供給を目的として設立された旧内務省の外殻団体で、日本で初めての公的な住宅供給組織でした。
青山アパート(現在の表参道ヒルズ)、代官山アパートなど、近代日本最初期の鉄筋コンクリートで作られた集合住宅「同潤会アパート」を建設して供給したことで有名ですが、木造住宅も手掛けていました。
「西荻窪住宅」は2階建ての長屋形式の住宅地で、区画内には児童遊園やテニスコート、娯楽室なども併設されていました。
古地図で確認してみると同潤会「西荻窪住宅」の整然とした区画は現在もほぼそのまま残り、住宅地の真ん中を通っていた桜並木のメイン通りも健在です。
住宅地にあった児童遊園は「さくら児童遊園」という名称で残り、その様子から往時を偲ぶこともできます。
桜並木が残る元同潤会住宅のメイン通りを歩いていると、通常の道路とは明らかに違う雰囲気からインスピレーションを得て“時をかける少女”にでもなれそうな、そんな不思議な感覚を感じることができます。

■基本情報
[電] 03-3390-1307
[所] 東京都杉並区善福寺2-18-1
[関連サイト] 江ノ屋 善福寺珈琲

■地図(“拡大地図を表示”からルート検索が可能)



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